2009 . 02 . 09

Rainmeterが完全オープンソース化宣言(華麗にフェードアウト?

http://www.rainmeter.net

2年ほど前に開発がストップしていたRainmeterに先日動きがありました。

最近たびたびRainmeter関連の情報が目に付く機会が妙に多くなってきたなぁ、と思っていた矢先のこと。

察するところ、事の経緯としてはこんなところでしょう。


伏線としては、数ヶ月前のエントリー「Rainmeterが過去最高の注目度とは」でも取り上げましたが、某有名ブログのデスクトップ・スクリーンショットの一部としてRainmeterのスキンが紹介されたことが大きな要因となって、爆発的にユーザーが増えたこと。

これにより、Rainlendarサイトのフォーラムに押し寄せるRainmeterのサポートを求めるユーザーの数も日に日に増え、結果、いつしかRainmeterの専用板が立てられるようになりました。(たぶん今年に入ってからだと思う)


そして、ここで先日、目だったトピックが投稿されました。

投稿者は先のブログで取り上げられた人気スキン「Enigma」の作者で、「Don't let Rainmeter die!」という印象的なタイトルが付けられたもの。

その内容は、開発の再開を切望する趣旨のものですが、一部「もし開発する時間がなくてそれがかなわないのならば、もはや他の開発者に委ねるというのもアリなのでは...」などという、現実的で若干作者への挑発にも取れる内容でした。


(Rainmeter♥な当方としても、この投稿に一枚噛んでみるべく、コメントを付けたりしてますが。)


そんなんで、とうとう作者もいい加減こんな状況はイカンと思ったのでしょうか、「もう勝手にして!GPLなんだから許可はいらんよ...」というような回答と共に、「お膳立てはしといたから、後は好きにやって」てな感じでGoogle Codeに共同開発の場を用意してくれました。


今までもオープンソース(GPL)ではありましたが、今回のGoogleCodeのような開発プロジェクト兼コミュニティーサイトができたことで、より開かれた環境になるのではないでしょうか。

このサイトではプログラムのダウンロードはもちろん、ソースを更新したり、問題点についてディスカッションしたりすることができ、Wikiも用意されているので、いろいろな利用ができそうです。

すでに作者よりバイナリとソースコードがアップロードされていますが、どちらも現時点では既存のもののようです。


さて問題は、今後どれだけユーザーが集まり、その中にどれほどの開発者がいるかということでしょう。

これを機にプログラミングに覚えのある方は、ぜひ参加されてみてはと思います。

ちなみに作者さんは今後、興味のそそられる問題や、よっぽど助けを必要とするユーザーに対しては対応するかもしれない、とのことです(ほとんど逃げモード入ってます



[ 追記 ]

http://www.rainmeter.netのドメインを作者自身が押さえていたことは知っていましたが、結局こんな形で使われることになろうとはね。