このところ、天気関連のスキン制作に集中してきましたが、その際の雑感です。
まず、ターゲットにするサイトの選定に関しては、いろいろ調べてみましたが、日本国内の大手ポータルサイトや情報サイト内の天気情報のソース元は、ほとんどJWA か WNI によるもののようです。
したがって、JWA系列であれば Tenki.jp でも Yahoo!Weather でも Livedoor Weather でも、天気アイコンや表示スタイルに各サイトの違いはあれど、内容は同じ訳です。
そこで今回はJWA系はLivedoor Weather、WNI系はasahi.com を素材にすることにしました。
スキンの外観に関しては例によって共通ということなので、見た目に大きな違いはありません。 しかし、この2つは情報元が違うため、同じ地域でも違う予報内容が表示されるのが分かります。
また、表示方法もJWA系は時系列が固定で今日・明日が別々なのに対し、WNI系は現時刻を始点として21時間先まで3時間刻みで表示するようなスタイルになっています。
サイト個別のスタイルとしても、asahiの方は風速と風向きをアイコン一つで表現してるのに対し、Livedoor Weatherは別々です。
あとは、ピンポイント予報ということで、どれだけ細かく地域指定できるかという違いもありますが、これはJWA系に歩がありそうです。
まぁ、肝心の的中率の方はどっちがどうとは云えないので、機能面で比較するしかないですが・・・。
制作上の話ですが、kwe-04__livedoor は今日・明日・週間のConfigをそれぞれ分ける仕様にしました。というのも、一つはコードが長大になり立ち上がりが重くなるということと、実用上一緒でないと不便という訳ではないことからそうしました。 また、他への流用を考えても個別になっていた方が、使いやすいというのもその理由の一つです。
そもそも、この企画は必要最小限主義が基本スタンスなので、なるべく単機能に抑え、軽く仕上げたいと思っています。
負荷を考慮せず、多機能で見た目重視なスキンは、また別な企画で追々やるかもしれませんが・・。
kwe-04__livedoor も kwe-06__asahi も、アイコンは直接サイトからダウンロードして表示するようになっています。
ここで一つ気が付いたのですが、文字列をファイルとしてダウンロードするような場合、どうも相対URLでは各Measureで個別にURL指定してやらないといけないようです。
これはどういうことかと云うと、取得対象が複数あるとき、取得元のURLを指定するのは大元のMeasureだけにして、それ以外はその大元をURL=[Measure]のようなかたちで参照させるようにするのが普通です。
しかし、上のような場合にはそれが通用しないということです。そこでURLを各Measureに個別に指定するようになりますが、その結果それに合わせてUpdateRateやRegExpも指定してやる必要が出てきます。
このような理由で、実際の動作ではkwe-04__livedoorが一度にアイコンが表示されるのに対し、kwe-06__asahiでは表示されるタイミングに多少のバラつきが見られます。
それから、当初はkwe-06__asahiの方にも同様に週間天気を作る予定でしたが、やめました。理由は「晴れのち曇り」のような場合の天気アイコンが一つのアイコンではなく、「晴れ」と「曇り」のアイコンを並べて利用していることで、取得に手間がかかる上、スキンのレイアウトを決める際、アイコンの表示スペースを合わせることが難しいからです。
天気関連のネタは先にも書いたように、情報元が限定されていて、どのサイトも内容自体は変わらない以上、サイト別にいろいろ作ってみても意味がありませんが、例えば生活指数とか何かに特化した気象関連の情報取得のスキン制作を今後は考えています。